日時:2015年2月22日
場所:比良山系 堂満岳周辺域
メンバー:唐、倉、宮、草、清、他山岳連盟加盟員

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2月22日
8:00よりイン谷口上のトイレ前の駐車場に集合する。土曜日の講習会に参加したメンバーと日曜日の朝に合流したメンバーもいる。
青ガレ方面へ第一ルンゼ出合を目指して出発する。朝から暖かく駐車場の雪もかなり少ない。堰堤をいくつか過ぎて最後二重になっている堰堤の先より一般道を左に折れて1ルンゼの下に出る。

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V字コンベアー
雪崩などによる埋没者を発見し、その場所が特定された後埋没者が埋まっている雪面の上部より深度×1.5倍の水平距離から水平に掘り進める。先端に1人を配置しその後ろに2人とV字になるように人を配置し、先端の1人は水平に掘り進め続け後続はその雪を後部に送っていく。順次短い間隔にて交代をしていく。先端の人が埋没者を発見した時、斜面に対して水平に掘り進んでいるために、その場所は水平な作業をしやすい場所になっている。

シート搬送
怪我や低体温症の疑いのある自力歩行のできない遭難者をツェルトやテントのフライなどによって梱包し、然るべきザイル確保などをしつつ運搬する。
V字コンベアーによって水平且つ適当な広さになった場所で遭難者の梱包をする。
フライやツェルトなどの防水性をもつものを最下層に敷き、断熱効果のあるザックやエアーマットなどをその上に敷いていく。遭難者をその上に乗せ、低体温症の疑いがある場合はプラティパスなどを用いて加温を行う。

今回はSKEDという簡易担架を使用して搬送を行った。

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その後、湯浅理事長の指導の下に4分の1引き上げシステムで20度前後の傾斜にて搬送を行った。

13時には終了し、駐車場に戻り閉会式を行い解散となった。