日時:2016年7月16日-18日
場所:小川山
メンバー:か、こ、な、他4

海の日の3連休に、小川山へフリークライミングに行きました。
日々変わっていく天気予報に振り回され、直前まで中止かと思われましたが、行ってみたら3日間とも素晴らしいコンディションの中、クライミングとキャンプを満喫できました。

今回の山行では見学の方が4名参加されたため、車2台での賑やかな山行となった。
土曜の早朝、というか深夜に京都を出発し、昼前に小川山に到着。
早速キャンプサイトで設営を行った。


007

例年使用しているタープが今回見当たらなかったため、ブルーシートと木の枝を使って代用した。
見た目は若干アレだが、機能性は十分。

初日は初心者の方の講習を兼ねて、ガマスラブでアップ。
5.8なのに、久々の外岩、もっと久々のスラブということで体が強張る。


019

この日はガマスラブ周辺のスラブで遊び、OSグレード更新したりしてテンションが上がり終了。

夜はテントに戻り夕食の支度をする。
暗くなったことでブルーシートの毒々しい青さがわからなくなり、いい感じになった。
見学の方に調理していただいたが、かなりの腕前。


058

Kさんが買い過ぎた鶏肉が、バラエティ豊かな味付けに仕上がり、あっと言う間に消費されていく。
ていうか味付けが同じだったら、一人500グラムの鶏肉って食べられるんだろうか。


074

今朝は2時台に起きたはずなのに、日付が変わるくらいまで焚き火の周りでグダグダする。
この時点でクライミングしてる時間より、飲んで食ってダラダラしてる時間の方が確実に長い。まあ、いいんだけど。


085 (1)

天気もよく寒くもないので、外で寝ることにした。
朝眩しくて早朝に起きてしまうことを危惧したが、全くの杞憂に終わり、7時過ぎまで寝ていた。
今日は金峰山へハイキングする組と、クライミング組に分かれて行動。

朝起きたらハイキング組はすでに出発しており、食べ過ぎて気持ちが悪いクライミング組がのろのろと朝食の準備。
外は快晴。クライミング日和。


099

予想通り、食べ過ぎて気持ちが悪い。
登るモチベーションが沸かない。

昨晩のお米で五平餅を作るも、あんまり食べ物に見えなかった。


104

それでもなんとか支度をするうちに、ちょっとずつ登りたい気持ちが湧いてきた。よかった。
本日のエリアは、なんとなく昨夜の話の流れからマラ岩方面へ。

アプローチでアブに襲撃されるというハプニングもあったが、小川山の名物ルート、カサブランカの綺麗なクラックに息を呑む。


IMG_1175

カサブランカを登るKさん。私もいつかリードしたい。
ちなみに某クライマーはその昔、このルートをプロテクション1個で登ったと聞き驚いた。

皆がアップで登るという、カサブランカの隣の龍の子太郎(5.9)にトライするも、レイバックからクラックへ戻るところが悪く感じる。
スラブの10aは登れても、クラックの5.9は登れない。ていうか、同一のグレードで比較できるものなのかよくわからない。


IMG_1170 (1)

フォールした時に腕を負傷し、テンションが下がる。おかげでアブに刺されたことはどうでもよくなった。

午後はマラ岩南面に行き、ホリデー(5.9+)に取り付くも、5mほど上のRCCボルトまでマトモなプロテクションが取れず非常に怖い。
核心を超えてもすぐにはプロテクションは取れず、小川山のクラシックルートの洗礼を浴びる。

クライミング途中、岩にへばりついている乾燥ワカメみたいなキノコは、岩茸と言って食べられると知った。
ふざけ半分で取って、水で戻してみたら、案外普通に食べられてキクラゲみたいな感じだった。


IMG_1148

ハイキング組は好天の中、気持ちのよいハイキングを満喫したようだった。


IMG_1135

IMG_1132

小川山に来たらクライミング一択だと思っていたけど、長期滞在した際には、レストを兼ねて金峰山登山もアリだと思いました。

本日の夕食は、昨日の反映を踏まえて少量多品種(?)で揃えることに。
おかげで3日目の朝はほどよくお腹が空いており、皆で朝食にフレンチトーストを召し上がる。


IMG_1130

最終日が最も好天で、この時点で実質梅雨は明けてたのだろうか。


009

3日目はそら豆スラブで、やはり小川山特有のピンの遠さにヒヤヒヤしながら昼まで登って帰京。
帰りしなに元会員のEさんを車で拾っていった。縦走の大会に参加されたようで、青梅からこのあたりまで120kmの行程を3日間で縦走してきたようだった。
1日1時間は寝れたので今年は元気な方だと仰っていた。


IMG_1161
IMG_1194
梅雨明け間近の微妙な時期だったが、3日間とも天候に恵まれ、楽しむことができた。
願わくば、もうちょっとだけ近くにあってほしいと思ったりもしたけど、1年間の(?)クライミングの成果をここで試すというのもいいかなと思いました。

小川山レイバックなどには今回行っていないので、個人的には次回にOS狙いたいです。