東北は広い。
人気のある山がいくつもあって、それぞれ山頂近くまで車道が通ってたりするけど、
それらの山々をつなぐ尾根は、どんなところだろう?
岩手と秋田の県境を歩いてみようと思った。

答え: そこには、ただただ密やかに森と湿原が広がっているのでした。







期待通り、いや、期待以上に何もない、素敵なところでした。

何もない森を、ずーっと歩いていると、だんだんわかってくる。
「何もない」んじゃなくて、そこには小さなもの、見えないものがいっぱいあって、
全てがそこで完結している。何にもないんじゃなくて、何でもある、完全な森!
都会のコンビニにだって何もかもが揃ってる訳じゃないのに、
ここには、ここに必要なものは何でもあるんだー。

人間の私は、通りすがりの、一匹の変な動物。
ほんと、「ちょこっとお邪魔させていただいてます」って感じでした。





やっぱり森が好き♪
オオシラビソの甘い甘~い匂い♪♪



森の中には小さくてキレイなものがたくさん☆
宝探ししながら歩きます。



紅葉はちょっと盛りをすぎて・・・。
このあと一瞬で、この全てが真っ白い雪に閉ざされると思うと、なんてドラマチック!



時にはこんな絶景も。
(これ、確か、一番上の写真で左端に写っている沼です。)

<とん>