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『生と死の分岐点』~ 山の遭難に学ぶ安全と危険 ~ ピット・シューベルト 著
記 中島 憲一 ドイツ山岳会・安全委員会が、過去25年間の遭難事故を分析し、その原因を科学的に解明した本です。邦訳が出版されたとき、話題になったらしい。 先月号(連載第6回)で、家山さんが『最新クライミング技術』をと …
『最新クライミング技術』 東京出版局 菊池敏之著
文責 家山 あぁ私はなんてムダな労力を使ってしまったのだろう。以前の「雑誌の。。。」に書いたように「岳人」の連載で興味深いものがあり、もう一度読み返すためにスキャナで各号の連載部分を読み取りしていたのに。。。 その興味深 …
『山の花抒情』 ~ 白籏史朗 写真集 ~
記 中島 憲一 私と「山の花」と聞けば、誰もがミスマッチとお思いでしょう。実際その通りで、花を愛でに山に登るなんて、覚えている限りでは、取立山へミズバショウを見に行ったぐらいで、死んだ親父から、「オマエなあ、しょっちゅ …
『 山 』 ~ あの映画をもう一度見たい ~
記 中島 憲一 山の映画といえば、シルベスタ・スタローンの『クリフハンガー』や『バーチカルリミット』とかの山岳アクション大作が、まず思い浮かびます。確かに派手で面白いけど、これほど山ヤをバカにした映画もないでしょう。心 …
ロッククライミングの本 小西 政継
登山家に読書家は多い。いや多かったというべきか?少なくとも20年前は、山で集会でテントの中で、山の本が話題になることは多かった。 さて、私達は毎月会報を発行していますが、昔も今も会報担当は、原稿が集まらないことに頭を痛 …
剣岳<点の記> 新田 次郎
剣岳。日本の山の中で一番好きな山、思い入れの強い山である。父母が富山育ちで山好きということもあり、幼い頃から名前は完全に刷り込まれていた。富山平野から見えるその山容は手前に早月尾根を従え、稜線は窓と呼ばれるいくつかの鞍部 …
槍ヶ岳
2001年5月6日思いいれのあの山このルート
記 小瀧 槍ヶ岳、山を少しでも登るようになれば、誰もが耳にする山である。 日本に数多くある山の中でも、誰もが認める、最もかっこいい山の一つに違いないと思う。 私と槍ヶ岳との出会いは、15年前の中学1年の夏休み、家族で夏の …
Ten Years After
1995年9月6日思いいれのあの山このルート
記 辻 博之 僕にとって思い入れというニュアンスにみあう山となると、15歳の夏に行った白馬岳でしょうか。もともと僕は親に連れられて小学校に上がる頃から山歩きを始めたのですが、86年に高校に入り、はじめて仲間同志でアル …
比良連峰 積雪期全山縦走
1995年8月6日思いいれのあの山このルート
記 中島 憲一 子供の頃も学生時代も、特別に山や自然に関心があった訳ではないのですが、これほど山好きになったきっかけは、ある年の早春、奥伊吹にスキーに行ったときのことでした。そのとき見た山の美しさ、印象が忘れられず、 …