久しぶりに鈴鹿の山へ。


白倉谷林道~835~清水頭(1095)~雨乞岳~南尾根~903~白倉谷林道

よさげな所からヒノキの植林の中を適当に登っていくと、明るく立派な尾根に出た。
その後は、迷うこともなく、尾根をたどり、上へ上へ。
今日は、風は冷たいが、太陽がポカポカで、そのバランスが気持ちいい。

「この先にはきっとすばらしい大草原があるのよ!」
と、言いながら登っていくが、なかなか草原は現れず
「ほんとに草原??」と疑うメンバーの声・・・。私も少し焦った。

が、ついに、樹林帯を抜け、鹿が飛び跳ねる草原へ出た。
どこまでも広い、広~い大草原。点在する馬酔木のこんもり林が楽しいアクセント。
ただし、私達の楽園は鹿の楽園でもあったようで、
足元にころがる無数の鹿のフンにびっくり。100万個はあったな。

琵琶湖と海(駿河湾?)が一度に両方眺められたし、
周囲に見える山々も大きくて立派。やっぱり鈴鹿もいいなぁ!




清水の頭から雨乞岳までは一般道。
なぜか一般道に出てからのほうが笹藪が濃く、背丈を超える笹をかき分けて進む。
人も誰もいなかった。

下りは、雨乞岳から南へ伸びる尾根からその支尾根へ出て、出発地点の林道を
目指す。地形図を見る限り、それほど難しくはなさそうだったのだけど・・・。

笹藪をかき分けて少し下りると、そこは馬酔木とシャクナゲのぐにゃぐにゃ枝の
藪になっていて、稜線上はとても歩けなかった。
右側斜面を巻くように歩くが、藪で見通しが悪い上に、入るべき支尾根は
斜面をちょっと下がったところから派生しているのでまったく見えず、
探すのが難しかった。

でも。迷って、間違って、気がついて、戻って。
すんなり行くより、これがまた楽しいのだ。

無事、予定の尾根に乗れた。
帰りに何を食べようか、なんて話をしながら下りていたら、
最後の最後、思わぬ小尾根に乗ってしまったようで、あれあれあれ?
ちょっと方向がずれてしまった。
最後は細引も出したりしながら林道へ下りた。
反省、反省。最後まで気を抜いてはなりませぬ。

今年も楽しい山へたくさん行けました。
みなさま色々とありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします (^。^)

<とん>