奥美濃っていう場所自体よくわからないのに、滝波山なんて山も知らなかった。でも山行記録を探すとちゃんと登っている人がいる。夏は藪山で登る人は少なく主に積雪期が登山の対象となるようだ。今回は、同業の知り合いの人が山岳部出身ということで、その人に誘われて2人で山に。

高速を岐阜方面に走る。日差しが強く車の中は少し暑いくらいだった。美並で降りて、滝波谷林道を目指す。林道の途中に車と止めて、終点まで歩く。もう1人のひとの靴はプラスチックブーツなので雪がでるまで地下足袋でアプローチ。林道の前半は全く雪がなく心配になったが徐々に雪もでてきて地下足袋もプラ靴に履き替えてる。Tシャツ一枚で十分な気温、サングラスも必携。尾根の取り付きは潅木に薄く雪がのってるだけで踏み抜いて歩きづらい。雪はどんどん厚くなってキックステップで進む。なんとなくトレースのようなものも見受けられた。


稜線は雪庇が発達していたので、稜線の脇の藪を漕いで進んだり。白山や木曾御岳が見える。稜線は平らになっているところも有り、ガスがでてたりしたらけっこう注意が必要かと思った。

 

山頂には小さい看板だけ。乗鞍や白山などが見えて奥美濃の山深さを感じた。帰りは林道でふきのとうを摘んで帰る。板取川温泉に入って、高速も渋滞無しで帰ってこれた。奥美濃の静かな山歩きはとてもよかった。深山幽谷というのだろうか。また来シーズンも奥美濃に来たい。



くら