24日
今回も阪奈道を通って169号線を南下する。
途中橿原、畝傍で買出し。近くの道の駅に泊。
車中からも月が美しい。今日は月齢14日。山肌がしっかりと照らされている。
25日
3時間くらいしか寝てないけど、登山口に向かう。
遡行集では沢の出合からの入渓だが、旭の登山口から入りco.1134から登山口を
折れて尾根を下り入渓する。かなり踏み跡がある。目印もしっかりしている。
最初は激下りで、乾燥した落ち葉が良く滑る。
まもなく広い尾根を拾って沢へと下る。いつまで経っても沢の音がしない。


かなり下になってから沢の音が聞こえた。
なぜ聞こえなかったのかと言うと、水量が少ないから。
赤井谷のとなりには登山道が併行しており、登山者に会った。


その人曰く今日はとても水が少ないらしい。確かに、水のないところに手作りの
橋が架かっていたり、沢自体は開けているのに水流は中心をちょろちょろ流れて
いるだけ。なんてこった。水に浸からないので暑い。そして進むスピードが速い。
新緑を愛でながら進む。途中で昼寝したりしてダラダラと進む。


ややあって今日の幕場着。まだ少し陽も高く、乾いたところも多いのでシュラフを干す。
焚き木を集めて、夜を待つ。
日が暮れて、火を熾す。乾いた木は良く燃える。
今日は満月で月は顔を出していないがかなり明るい。お酒も進む。
黒霧島が爆発的推進剤となり、べろべろになる。
焚き木を火に寄せたりしながら11時くらいまで焚き火の番をする。
酔いも程よく醒めたころ、沢を照らす満月がでてきた。とても幻想的だ。
天気もいいのでタープに入らず、外で寝る。
26日
なぜかカラスの鳴き声で目を覚ます。米の袋をカラス2羽がつついている。
ここは聖域むやみな殺生は避けるべき。
石を投げつけてやりたい気持ちでいっぱいだが、こらえて立ち上がって追い払う。
焚き火の跡はまだ暖かく燃えさしが残っている。小枝を投げ込むとすぐ火がついた。
朝はまだけっこう寒い。1人シュラフカバーのみの人がいたがかなり寒かったらしい。笑
もう赤井谷に未練無しと赤井谷に併行している登山道を進むことに決定。


ツガやブナなどの巨木が多くとてもいい登山道だ。


1時間そこいらで深仙の宿着。大日岳ピストン。大日岳はえらい怖い。なんだあの鎖は。
なんか性根果てた体にザックが堪える。釈迦ヶ岳へ。なんて今日は快晴なんだ。


とにかく暑い。山頂からは大峰の山々が見渡せる。人も多い。
2時間くらいで旭の駐車場に戻る。
大塔の温泉に入って、五條経由で大阪へ。
大峰の沢はまだ始まったばかりこれから気合をいれてもっと行きたいと思います。