さる1月26日に計画した新春赤倉谷遡行は流れ、ついに新年初沢は赤倉谷と相成った。
岩峰のこのブログのカテゴリーの「冬季」に沢登りが追加される日が来た。
関東で2月に沢にいくなんてことになったら、アイトレですか?と言われかねない。アイトレでもかなり変な目で見られることは必定であるが、こうやって関西で2月に沢タビをはいて沢にいけるということは幸いである。奇しくも2月11日はアイスクライミングの活動もでており、同じ日に沢登りとアイスの活動が行われるというのもなかなかだ。

2月10日
京大西部講堂集合。
京都は雪がちらついている。寒い。橿原にでてオークワでお買い物。なんとなく京都よりあったかい気がするが、雪はちらついている。169号線を南下する。前鬼林道の近くはやはり除雪された雪が残っていた。入渓点に少し近いところで仮眠。寒い。寒すぎる。
2月11日
5時30分起床。寒い。寒すぎる。まだ暗い。お茶を沸かして飲み、テルモスを作る。
林道からところどころ、きれいなナメ床がみえる。車をとめて降りると霜柱ができて地面が硬い。水溜りにも氷が張っている。なんかいろいろどうでもよくなってくる。いやいやながらダウンを脱いで沢靴を履く。足先が異常に冷たい。
となりの堰堤を作った時の荒れた林道を進み入渓する。

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最初に10mの滝がでてくる。夏だったらいけるかもなーみたいなかんじの滝。左から巻く。
巻くとどーんと一の滝。スラブのとてもきれいな滝だ。すばらしい。右から巻く。スラブから滴る水が凍っている。

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落ち口に至るトラバースが高度間があって怖い。

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落ち口はきれいなナメ床だ。さらに行くと二の滝。

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これもきれいに巻いて落ち口へ。ナメ床がきれいだがぬれていると思って足を置くとすべる。実はぬれているところは思いっきり氷が張っている。怖い。

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ナメ床は終わると雪がでてくる。ガーっと沢をつめて稜線。風が強い。熊野灘がとてもきれいだ。稜線がそれなりに雪がある。

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沢タビはかなりきつそう。丸尾山で大休止。

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カップ麺を作ってたべる。ピークからすぐのところから沢の下降を開始する。少しだけ沢の角度が違うだけで雪の残り方がぜんぜん違う。

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細い沢だがナメ床になっている。さっきよりさらにひどく、薄氷の上に水が流れかなり終わっている。沢の脇をつたいながら慎重に進む。ナメは赤倉谷と同じく発達しており、中流域には大滝2段20mがあった。下流部はゴーロ帯となり、ザイルによる懸垂下降必要なかった。林道を歩き車に戻ってきた。

大丹倉(おにぐら)という岩壁があるというのでいってみる。車で20分くらいかかった。意外と長い。ちょうど岩壁の上らしく陽があたってとても気持ちよい。林道から尾川川を覗くとけっこうきれいな釜が多い。最後に妙見谷を偵察して帰る。ガンガラ滝までは30分くらいで道がついている。道から沢におりると開けた大きな沢ででかいきれいな釜があった。斉藤さんがすごい水切りが好きらしく、うまかった。みんなで水切りをして遊んだ。

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帰りに橿原の丸亀製麺でうどんを食べて帰る。
3月にもまた沢に行きたい。寒かった・・・。

くらっしー