10月10日 秋晴れの中、長年登る機会に恵まれなかった「サマーコレクション」を開拓者のK君と登りました。(引っ張りあげてもらいました。)
2P目(実質的な登攀スタート)のビレーポイントには、ルート開拓を記念したプレートが打ち込まれている。
4P目(5.10c)核心部にトライするK君。クリップのときカラビナが逆になっていて思わずヌンチャクを握ってしまったそうです。オールフリーでの完登ならず残念。
7P目は「サマコレ」のハイライト。高度感のあるフレークのトラバースをリードするのは岳連の重鎮Y氏。
上部8P目、9P目は「何で?」と思うこだわりのライン。開拓者の遊び心も、私には嫌がらせにしか思えない。
ナチュラルプロテクションが主流の現代の登攀スタイルでは、クラックの横にボルトが打たれていることにクレームもあるようです。これに関してK君は、1995年の開拓当時は、まだボルトを使うのが普通だったと釈明しています。いずれにしても「サマーコレクション」はスケールがあり、マルチピッチの良いルートです。若手会員には、ぜひオールフリーで登って欲しいと思います。 (ナッキーニャ)