駅から登山口までのバスの道のりは気持ちのよい秋晴れ。これはすごくよい予感。

…でも登り始めてすぐに青空が消え始め小雨模様に。

さらにどんよりとした空の色と道すがらに見える滝、苔むした岩が合わさって

なんだか妙にいい味を出している…。

個人的には決してそのような景色は嫌いじゃない。でも、でも本来の目的は紅葉のはず…。

気を取り直し、楽しいおしゃべりと共に歩き続けた。

トンさんの提案で作った雪ウサギ


妙高の山頂近くになり急に冷え始める。

すれ違う人に話を訊くと頂上は吹雪いていたそう…。

さむいさむい。と思っていたら急に目の前も一面雪景色に変わりはじめた。

真っ白な雪に囲まれながら見下ろす下界は色とりどりでまるで別世界。

すごく不思議…。



そんな幻想的な様子から一変、妙高山頂から黒沢池ヒュッテに着くまでの道は

やたらと暗くて寒い。だから歩いていても楽しくならない。

なにより気持ちが寂しくなる。…やはりさみしいのは一番苦手。


やっとの思いで到着し、早速テントを張って宴会の準備。

すごくおいしそうにお酒を飲んでいるとんさんとTじさん。

下戸の私はジュースで参加。

とんさんが用意してくれた野菜たっぷりのご飯を美味しくいただきながら

とても楽しい時間が過ぎました。

結局次の日は予想以上の積雪で、残念ながら縦走を断念することになりましたが、

紅葉を満喫しながら、楽しくおしゃべりしながらの下山となりました。



ここにきて当初の目的達成!