京都に帰ってきて数日が経過するが、知床岬であったミサキのことを思い出すとまた知床岬に行きたくなる。別れ際のあの悲しそうな顔はこちらもつらいものがある

8/26の6時に羅臼町の相泊に一人でポツンと立っていた。
目指すは知床岬。日本中の岬で道路のない岬は知床岬くらい。人の手が全く入っていない原始のままの世界。いざ出発!!

岬までひたすら海岸沿いをモクモクと歩く。干潮時にしか通過できない箇所があったり海に膝うえくらいまで浸かって通過するところがあるが、モクモクと変化のない海岸歩きは辛かった((+_+))





赤岩の海岸にある昆布番屋の前でテント張っていると、トメさんが声をかけてくれ今晩は番屋で泊めてもらうことに・・・ええ人や(^.^)トメさんと生活しているのがミサキ。一緒に岬まで道案内をしてくれ心強いものがあった。知床岬には歩き始き初めて10時間後の16時に到着。岬の先に何かがあるわけではないのだけど、オホーツク海と太平洋の境目になんだか感慨深いものがあった(^O^)

昆布番屋に戻れば、トメさんがご飯を用意してくれていてカレイの刺身・スジコ・魚のお頭が入っている味噌を御馳走してくれ、夜は電気・水道の通ってない番屋でランプのしたトメさんの知床での生活やヒグマの話を聞いて就寝。




朝は4時に起床して、一宿一飯のお礼ということで網にかかった樺太マスを回収。マキストーブように海岸で流木拾い。一仕事終えると朝ごはんをいただき、お土産に羅臼昆布とスジコをいただいた上に昼御飯にオニギリを握っていただき見送っていただいた。感謝の一言に尽きます。


帰り道も途中までミサキがお見送り。赤岩まで帰るの大変だから、帰ってというが、なかなか帰らないのでついてきてくれる。ほんま可愛くて仕方ないが一緒に帰るわけにはいかない。

ミサキに別れを告げ追い消すと意を汲んでくれたみたいで、悲しそうな顔で見送ってくれた。なんて可愛いのだろう。来年も昆布干しの手伝いとミサキに会うために知床に行かないと!だれか一緒に行きませんか?

*ミサキ(トメさんの飼い犬 3才 色白)ソフトバンクのCMのカイ君にそっくり。



By エ口