9/23〜25にかけて、宮之浦岳と縄文杉を目指し、初めて単独山行に行ってきました。



9/23(日)天気:曇り時々陽が射すくらい(屋久島へ向かう海上までは快晴)

屋久島上陸後、路線バスで紀元杉へ向かい、そこから徒歩で淀川小屋へ。
宿泊者4名。

9/24(月)天気:星空後曇り時々小雨霧雨、陽が射したと思ったら夕立

星がきれいな空だけど、あまりの暗さに躊躇する。
しばらく様子を見た後、5:30頃北海道からのお二人と共に歩き出す。
このお二人が居なかったら、私は予定通り出発していただろうか?
だけど結構歩けたので、これなら翌日一人でも早朝出発できるとちょっぴり自信がつく。

明るくなってきたので大きな木のある所で小休止。


パラパラ降ってきたけれど、思っていたより暑いと感じる。
そう屋久島は南の島だった。

小花之江河、花之江河の湿原では霧がかかっていい雰囲気。


なんて言ってる間に雨が強くなってくる。とにかく歩く歩く歩く。

その前からヤクシマアザミはよく見かけたのだけど、余裕が出てきたのか
小さなかわいいお花(多分ヤクシマウメ○○・・忘れた←ヒメウメバチソウ!)
を見つけパチリ。
よく見るとイッスンキンカも咲いていて、これらは屋久島固有種だと
通りがかった写真家さんが教えてくれた。


大きな岩が立派な栗生岳を経て、10:30宮之浦岳到着。
誰よりも一番に出発したはずなのに、すっかり色んな人に抜かされていました・・
待っていても展望の開ける様子もないので、しばらく休んで出発。
写真家さんが教えてくれた、ヤクシマダイモンジソウ(すごくちっちゃくてかわいいです)を確認して、ひたすら高塚小屋を目指す。お天気だったら素晴らしい展望なんだろうなぁ、とか5月だったらシャクナゲがきれいんだろうなぁ、なんて思いながら。


途中、食いしん坊のヤクジカに遭遇。
男鹿の方は、本当に食いしん坊で睨みつけてまで私の行く手をふさぐ。


とにかく歩いて、高塚小屋到着。
ここで荷物を置いて、できたらウィルソン株迄往復したい。
明朝は出発が早いので、暗くて見えないかもしれないし。

その前に、水を汲んでおこうと思ったら、問題発生。
水場がない・・
来るまでには、なかったような気がする。
あるのはロープが張ってある先のちょろちょろ流れるせせらぎ。
その上には小屋から続く更に小さな小屋・・・・・
縄文杉の方に行っても水場があるか分からない。
背に腹は代えられないと、そこの水を汲んでみた・・。
煮沸したら大丈夫だよね。死なない死なないと、自分に言い聞かせる。
後で、縄文杉の向こうにあふれんばかりの水場を発見し、
結局その水を汲みに行ったのだけど。

問題解決。
さぁ、いよいよ縄文杉に逢いに行こう。

縄文杉とご対面。


何も言葉は、浮かびませんでした。
今まで、何度も写真を見た事はあったけど、百聞一見に如かず。
この感動は自分の目で見なきゃ、分からない伝わらない。
そう思いました。

水場問題により、あまり時間がなかったのでウィルソン株までは諦め、
夫婦杉と大王杉まで往復。

大王杉の前にある、水を滴らせた苔に包まれた大きな切り株がとても印象的でした。



小屋に戻る迄、どしゃ降り。
ひとりぼっちかも、と思った小屋には11名が宿泊。

9/25(火)天気:快晴!

5:30高塚小屋出発。今日も星がきれい。
まだまだ暗いせいか、縄文杉まで10分の道を間違えかけた。
(?おかしい)と思って振り返ると、しっかりした道が見えてよかった。
最後にまたきっと逢いに来るだろうなと思いながら、縄文杉にお別れ。
ひたすら下る。
夫婦杉の所で小休止していると、木の上でヤクザルが枝から枝へと移っていった。
それにしても、この階段の下りはきついな〜。


7:00ウィルソン株到着。
ここは少し開けた空間になっている。好きな景色だ。
写真を撮って、小休止。



少し歩くと、大株歩道に出た。



ここからひたすらトロッコ道を歩く。
橋から眺める大きな岩がごろごろする川のきれいなこと!
こわいので、立ち止まってゆっくり見るのは無理だけど。
いいお天気で光がきらきら。



苔や葉っぱ、クモの巣さえ美しくて、思いの外楽しく歩ける。
この日、宮之浦岳を目指した人はきっと展望がよかったんだろうなぁ。
うらやましい!

今から縄文杉を目指す人たちとたくさんすれ違ったのだけど、
その中にオセロの松嶋尚美ちゃんがいたらしいと
後でバスの運転手さんに聞いた。全然きづかなかった・・
ザンネン。

そんなこんなで、快晴の中無事荒川登山口まで下山した。

宮之浦岳は、こんな事言っちゃなんだけど、フツーの山でした。
展望よくてなんぼかな〜。

あるガイドさんが言っていたのだけど、お天気が安定しているは8月か10月(多分後半)。もしくは雨を覚悟で、シャクナゲの季節がいいのじゃないのかと。

縄文杉だけなら、雨でも晴れでもいつでもいい気がするけど、
宮之浦岳を歩くなら、時期を考えた方がいいな〜と思いました。

白谷雲水峡〜縄文杉で一泊、翌日荒川登山口に下山する人が結構居て、
それが一番いいコースかなと思いました。


<栗マンゴー>