9/26(水)白谷雲水峡〜太鼓岩を往復してきました。




4:30レンタカーにて宿出発。
昨夜は十五夜だったせいで、駐車場から月も星もとってもきれいに見える。



このままゆっくり見ていたいのだけど、この日13:30のフェリーで帰るので
そうもしてられない。

真っ暗な山道を走っていると、立派な角を持った大きな男鹿に遭遇。
この旅一番の胸キュンな出逢いでした??

駐車場に着くと、何人かの登山者が居てほっとする。

まずは太鼓岩を目指すべく、楠川歩道を歩く。
縄文杉を目指すというカップルの後ろをなんとなく付いていく形になる。
ひりゅう橋を渡って、すぐに右。
のはずが林道はずんずんずんずん真逆に向かう。
このままでは駐車場に行ってしまうのでは?
地形図ではなく、ガイドブックで確認していたので、きっと大回りになるんだ。
ここはすんなり、さつき橋迄行った方がいいのかもと思い、引き返す。
ひりゅう橋の所で、「楠川歩道→」の標識をもう一度確認。
紙がぺろんとめくれているので、戻してみると・・・
あっ!!
矢印は林道ではなく山道を指している。
そこにはしっかりと歩きやすそうな石畳の道があった。
距離が離れていたので、自分だけ引き返したけど
あのカップルにも「違うよ〜」って叫んであげたらよかったなぁ。

だけど、道を発見できた事が嬉しかった。
まだ道は暗い。
見上げると木々の合間からまだ星空が見える・・
と思ったその時、大きな流れ星が見えた。

それから星野道夫さんの忘れられない言葉
「この世にクマがいなかったら、なんてつまらない事だろう」をふと思い出した。
だけど、私は屋久島にクマがいなくてよかったなと思った。
7月に北海道に行ったとんちゃんはスゴイなぁと思った。

大きなステキな切り株の所で小休止。
ちょっとシャリバテ寸前。




もののけの森を経て、辻峠へ。



3人の女の子とガイドさんと少し言葉を交わした後、太鼓岩へ向かう。
途中ヤクシカの横断に遭遇しながら到着。



山並みがくっきり美しい!
足元はもののけの森が広がっている。
その時私は太鼓岩を独り占めしていたので、その景色は私だけのモノ。
宮之浦岳縦走は展望悪かったけど、この展望見れたから大満足だったのでした。

ガイドさんお薦めの辻の岩屋を見てから、



再びもののけの森へ。

原生林歩道へ行く前に白谷小屋に寄ると、おじさんが掃除をしていた。
ああ、こうやって地元の方がきれいにして下さるから
私達は気持ちよく過ごす事ができるんだなぁと感謝の気持ちでいっぱいになる。
おじさん、ありがとう!

たくさんの屋久杉、ひときわ色っぽいヒメシャラ、苔、はっぱ、うねりくねった根っこ、美しい沢の水の流れを眺めながら原生林歩道〜弥生杉歩道を歩く。




弥生杉はかわいくて、だけどしっかり植生されていてそれは自然のオブジェだった。

10:30白谷雲水峡入口到着。
全行程無事終了。
ご褒美に目の前に流れる沢の水で作った珈琲を飲む。
お疲れさん、私。

<栗マンゴー>