前日は京都府山岳連盟主催のナイトハイクIN大文字山に参加。
うだるような暑さは夜には少しずつ和らんでいるような気がするようなしないような天気だった。

翌日、神戸は王子公園駅に降り立つと、昨日と変わらない容赦ない日差しが真上から照りつける。
王子公園には登山研修所があり、人工壁やクライミングウォールなどの設備がある。

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注意事項や班分けの後、人工壁上にてチームワークレスキューの訓練に入る。

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セルフレスキューチームの講習風景

1、要救助者も2本のザイルでローワーダウンさせる。設定としては確保無しで滑落したという設定。
2、救助者を降ろす。
救助者を降ろす場合は
引き上げ用(1/3引き上げシステム用)
引き上げバックアップ用
ローワーダウン用
ローワーダウンバックアップ用
の4本のザイルを使用した。引き上げ用と引き上げバックアップ用はスタティックロープを使用した。
3、救助者は要救助者と連結する。この場合メインとバックアップ2つ確保する。
4、引き上げの準備ができたら、1/3引き上げシステムを構築し引き上げを行う。
5、ローワーダウン用の2つのザイルも同じくザイル操作を行う。

その後介助懸垂を行う。
懸垂下降時の下降器よりスリングなどで振り分けをする。
要救助者と救助者の振り分けの間隔が難しい。スリングの長さの調製などは自分の持っている装備によるので、何回か確認する必要がある。

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午前中はこの2つを行い、午後は午前中の復習として午前中の各自の役割を変えて同じ内容を繰り返した。4時過ぎに講習は終了。
カリカリに焼けて首周りがひりひりする。

チームレスキューということで講習をうけたが、バックアップやタンデムプルージックなど、レスキューの際のシステムというものはとても勉強になった。
やはりこういう細かいことは忘れやすいので定期的に復習をしたい。