3月8日
堂満岳の活動が意外と疲れた。ビールが飲みたかったけど我慢する。
帰って沢の準備をする。特に夏と変わらない装備。これでいいのかなと思うが、結果的にはあんまりよくなかった。
ゆかいななかまたちと合流して一路台高へ向かう。こないだの南紀よりは寒くなかった。

3月9日
蓮川水系の場合の前夜泊ポイントとして名高い場所を後にして、入渓点へ向かう。けっこうなオフロードで車の下に石がガンガンあたっている。入渓点の下の連瀑帯はけっこうきれいだ。トラバース気味の道は雪がついている。
10mクラスの滝も幅広できれいだ。夏なら直登してもいいのかとも思うけど実際、巻くような気もする。笑
夫婦滝付近に近くなると左岸がかなり大きく崩壊している。そのせいでその下流の滝も倒木で埋まっていてきれいさが半減していて残念。
夫婦滝はかつて死亡事故もおきている要注意箇所だ。巻きもヌルヌルでけっこう悪い。ザイルを出して通過する。一応安全なところまできたけどどうやって沢に戻ろうか。尾根を辿っていくと登れといわんばかりの岩稜と枯れた木に巻かれたテープ。10mくらいの岩場を登り大きくトラバースして沢に戻るが・・・。
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なんか全体的に白い・・・。

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ひざ下まで雪があり下手すると股下まである。
雪の上の歩くと踏み抜くし、沢靴でキックステップも意味がわからないので、水線をいく。やばい。ぬれる。
どっちも意味がわからない。

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不動滝前衛の15mくらいの滝は、もはやどうとりついていいかもわからなかったので撤退を決定。
遡行図によれば右岸のルンゼを行くとかだった気がしたがルンゼとか雪が詰まってるし完全に無理だった。

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幸いにしてすぐエスケープルートにでることができたエスケープルートは一箇所大崩壊しているところがあったがあとは危険箇所はなかった。

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帰りも雪だくさん。

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鹿撃ちのおじさんに鹿がいなかかったか尋ねられたりしながら下山し、駐車場着。
帰りに蓮川ダムをみて、スメールに寄って帰京した。

やっぱり台高は雪が残っていた。
しっかりしたエスケープルートがなければ夫婦滝の巻きがおわって明らかに雪があるのがわかった時点でエスケープしなければならないだろう。そもそも沢登りにおいて雪渓処理などを除いて雪について考えること自体どうなにかという問題もあるかもしれないが、貴重な体験ができた。もうあんまりいきたくないけど、来年とかもまた学習せずにいくのだろうか。

くらっしー