日時:2014年5月17日(土)
場所:奈良県 北山川水系 小橡(ことち)川 又剣谷
メンバー:く+他会3名

マレーシアから帰国後そこそこに、週末は沢に行く。マレーシアに行ったときの装備と今回の装備はザックやら沢靴やらほとんど同じ。沢靴もマレーシアの沢の水を吸ってまだ乾いていない。ザックから平たい変な虫がでてきたがマレーシアからきたのか、それとも日本からマレーシアにいってまた帰ってきたのか、それとももともと家にいる虫なのか。ふーんとか思ってるとどっかにいってしまった。

朝、近鉄の橿原神宮駅で拾ってもらっていつもの道を行く。
なんだか昼間に通ることはあんまりないので、こんなのがあったのかといつもより車窓が気になる。入渓点近くに着くと初夏の陽射しだろうか、盛夏のギラギラした容赦なく降り注ぐ陽射しよりか幾分和らいでいる。
今回はウェットスーツで泳ぐ気満々。入渓点は明瞭。堰堤を右から越すと伏流になるがすぐに復活し最初の釜をもった小滝。リーダーは迷うことなく釜に飛び込み無意味なくらい小滝の流芯を攻めている。

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次の4mの滝も爆水突破を試みていたがなんせまだ5月なので水もそれなりに冷たく突破ならず。

第一ゴルジュ帯の入り口でへつって遊ぶ。もちろん落ちる。大滝をさくっと巻くと河原歩きになる。

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廊下状の階段状滝はザイルをだして突破する。随所にカムが効く。

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釜の水が透き通ってとてもきれい。

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次の大滝は直登不可。これもサクッと巻く。
大滝の上は開けて陽が射して明るく渓相も穏やかに。小さいナメと新緑の組み合わせもなかなかでこれもまたきれい。左岸が大きくガレて沢を電線が横断しているところで稜線へ詰め上がる。

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ど直登で稜線まであと少しのところで登山道とおぼしき整備された道と合流し打ち捨てられた作業場を通り過ぎ奥畑山のピーク。ところどころ道がうすい部分があるが、特にそこまでわかりにくいことはなかった。
表面のつるつるした落ち葉がむちゃくちゃ滑る。こんなに下山に苦労したのも始めてかもしれない。地下足袋かなんかもってくればよかった。アクアステルスはあまり滑らないようだった。

出合に戻って適当な場所で沢泊する。今シーズン初の焚き火は薪が乾いてすぐ火がついた。まわりはまだ明るいがビールをひたすら煽って準備万端。
あたりが暗くなるころにはだいぶ出来上がってほのかに暖かい焚き火の近くで寝る。河原はだいたいはゴツゴツで整地もなにもないが、マットをしいてごろんとして各々就寝。夜中に起きて焚き木をくべなおしたりした。夏用のシュラフはまだまだ寒い。
明日何時に起きるとかそういう話を一切することもなく酔っ払い、果たして明日出発できるのか疑問だったが、きっとなんとかなるやろと沢を見下ろす月ににべもなく吐き捨てた。

西の谷編に続く。