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前回からのつづき)
vol.2 「タイ トンサイビーチ」
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バンコクからクラビまでバスで約14時間、
途中マフィア的な方に全員なぜか500Bを追加徴収されながらも、クラビでミニバンに乗り換えアオナンビーチへ。
そこからロングテールボートでトンサイビーチへ。

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な、な、な、なんてキレイなとこなんや!!
岩のスケールがすごい!!でかい!!
ひたすら感動。
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バスの席が隣だった外国人女性Fと行動を、共にして1泊500Bのバンガローをシェアする事に。
英語が全然喋れないのでFが全て交渉してくれました。サンキューとかしか言えなくてもっと勉強しときゃよかったな。とか後悔しました。
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Fもクライミングはした事がないらしく、インドでボルダリングをしてクライミングにハマったらしいだす。

2人とも道具もないし、ど初心者なのでFの言うままトンサイのクライミングスクールの3日間コースを申し込む。

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初日はトップロープでクライミング
2日目は午前中室内でリードクライミングの練習をして午後から外岩でリードクライミングの練習
3日目は室内で懸垂下降の練習
外岩でリードクライミングの練習
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ざっくりとこんな内容。
先生達はみんなフレンドリーで
クライミングが終わった後は、帰ってシャワー浴びてからもう一度クライミングスクールへ行ってタイで毎日放送しているドラゴンボールを見て、スタッフが作ってくれたまかないの夜ご飯を食べさせてもらったりしてました。
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一周するのに15分ぐらいしかかからないこのトンサイに居る人たちの顔は自然と覚えていく様になりました。

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週末にはお祭りがあって二日間のうち1日目はファイヤーダンスコンテストやらあって、
二日間はクライミングコンペやら。
トンサイをあげてのお祭りで、
いつも行く食堂とかもこの日は閉店してビーチで店をだすから、毎日見る顔ぶれがビーチに集合してみんなで夕ご飯。
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先生達も翌日のクライミングコンペ出るとか言うてたのに、私らと飲みすぎてビーチで3時まで飲んで歌って踊って。あー最高に楽しすぎ。

次の日の午後、3日間コースの生徒が揃ってスクールへ行くと先生がいなくて、どーしたのか聞くと二日酔いやし休み!今日は授業なし!って…

まじか。笑。

3日間コースが終わった後はコースが同じだった4人でギアをレンタルしてクライミングする毎日。
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自分達で本見て、登れそうなルートを探して、違うビーチに登りに行ったり、他のクライマーの方たちに教えてもらったり先生に教えてもらったり、ほんまにいろんな方が助けてくれて、毎日が新鮮でワクワクして筋肉痛との戦い。
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トンサイエリア、イーストライレイエリア、ウエストライレイエリア、プラナンエリアの初心者コースばっかり登って充実した毎日でした。
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10日間をトンサイビーチで過ごし村の人たちの顔も覚えて、ほんまに住みたいなーと思い出したあたりで資金に不安が…私の行った1月2月あたりは1年のなかで
1番値段が高い時期らしく、食費なんかは日本とあんまり変わんないです。貧乏旅行にはきついです。
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そんなある日、ベースキャンプに日本人の方が来てルート本を購入しているところを見かけ久しぶりに聞く日本語恋しさに思わず喋りかけました。

私「こんにちはー!」

日本人の方「こんにちはー!お一人ですか。」

私「そーなんです!1人できて英語も喋れなくてほんま困ってるんですよー(;_;)1日だけでもご一緒できないですかー?もー全然、見てるだけでいいんで( ; ; )!」

とか、今考えたら必死すぎやろって思いますけどその時はほんとに日本語に飢えてて。笑

日本人「そーなんですか!?クラビに日本人の男の子が1人できてるから連絡とってみます??」

私「え!!!いいんですか?!ありがとうございます!!!(;_;)」

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こんな流れで日本人のクライマーAさんと知り合ったのはいいけど、時すでにお寿司。
私の資金がつき、結局Aさんと連絡はとれたものの一緒にクライミングする事はなく、泣く泣くトンサイを離れたのでした。
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つづく

<写真と文 kusamon>
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