日時:2015年2月1日
場所:長野県開田高原マイアスキー場アイスゲレンデ
メンバー:がんぽう一行、亀岡山の会一行、島津WV一行

京都を早朝に出発。市内もそれなりに雪が積もっている。
メンバーが1人欠けたりといつもどおりの予想できないイベントが発生しつつ一路、中央道中津川を目指す。
名神に入ると降雪によって除雪車の編隊が4車線をうまく塞ぎ50kmの低速で進んでいる。どうにもこうにも追い越せないためにずっと除雪車に後ろをちんたらと走る。
雪も止み一宮JCくらいになると雪もなくなった。恵那峡SAで休憩し中津川ICで降りた後19号線を北上する。木曽川を遡るようにして木曽駒ヶ岳のふもと木曽福島を目指す。それなりの山道でまぁまぁ長い国道。マイアスキー場に着いたのは京都を出発して6時間が経っていた。

スキー場の駐車場からはすぐで管理棟で2100円の使用料を払いアイスゲレンデに行く。先に到着していた島津WVチームが既にTPを張っている。
ここはリードはできない。TPを張るのに120cmのスリングと環付数枚が必要な事態に直面し、アイスゲレンデだしとたかをくくってATCと環付カラビナ1枚で参戦した私なぞはギアを借りてTPを張った。クライミングに行くときはギアを持っていこう。

1621992_405826496242704_2549939980405158929_n
 

近づくとけっこうな高さのアイスゲレンデで、1回試しにに登らせてもらうとアックスを握る力が強すぎて下ろしてもらってアックスを離すとき手が開きづらかった。やはりアイゼンの使い方がなっていないようだった。フリークライミングでもそうだがもっと足を使わないとダメだと思った。またアックスの振り方などまだまだ未熟な点を実感した。

10968447_405826512909369_58168589904295730_n
 

10384061_405826482909372_940699436030071594_n
 

 

10432986_445956108891862_2135280514364238162_n (1)
 

初めてのアイスという岩峰の参加者もTPということで、苦戦しながら登っていた。
3回ほど登るともうけっこうお腹いっぱいになってくる。総勢15名くらいでTPも6本ちかく張っていたので、すべてのルートを登るというのも大変難儀だった。でも私たち以外に待っている人もいないしこんな空いているところでアイスクライミングができるということはとてもすばらしいことだなぁと思わずにはいられなかった。

 

10945749_405826526242701_2718847405457925713_n
 

15時には撤収を開始し、信濃毎日新聞の人が取材にきてインタビューをうけたりして解散。
島津チームはそのまま京都に帰り、我ら岩峰会は開田高原の温泉に入って帰路についた。
温泉の露天風呂からは雄大な木曽駒ヶ岳の山容が望めるはずだったが、湯もはられておらず山も雲に隠れて見えなかった。
去年の9月にあの大噴火が起こった木曽駒ヶ岳。帰り駐車場からなだらかな火山特有の山の線が見えた。未だ発見されてない行方不明者がまだあの雲の中にいるのかと思うとかなしいような怖いような複雑な気持ちになった。