日時:2016年1月11日
場所:三重県津市名張川水系 日神川(ひかわがわ)左俣
メンバー:く、他1

けんじりさんにどっか近くて良い沢とかないですかねーと電話で相談すると、「じゃあひかみがわ左俣は?」と言われて検索すると確かに1件ヒット。遡行されている…。名張川水系とはまた。
遡行記録は1件。WEBではその遡行の時に一緒に行った人が別々に書いており2つの記事があった。
場所は倶留尊山の北の国見岳の東側にある沢。

7時半くらいに市内を出発して10時すぎに入渓点の近くに着く。
国道の道幅がぐっと狭くなり飯垣内(はがいと)という集落に入って西浦峠の道標に従っていく。大イチョウのある小さいお寺か神社を過ぎて悪路をガタガタと走って右に曲がる。すぐに入渓点の橋に着く。橋には西浦林道開通記念の立派な碑。橋の手前には3台くらい駐車できるスペースがある。

寒い寒い
と言いながら用意をして出発。
水量は極端に少なく、沢というのに水のゴーゴー流れる音が小さいのでものすごい静か。

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ゴーロを少し歩くとF1。
ここは初心者がいればザイルがいるだろう。階段状で簡単なのでノーザイルで越える。
側壁は少し節理になっている。

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ここから核心部というかこれしかないというか、ナメ滝帯に突入。ちょっとへつって小さい小さいゴルジュの滝を登るが、凝灰岩というのはけっこうフリクションがきいて安心。

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ミニミニゴルジュ

 

DSC02359 (1) ザラザラ感がすごく良い。

DSC02360 いい谷だなぁとか言ってるとすぐナメ滝帯終了。

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両岸が人工林の植林になってきたら水もどんどん少なくなって奥の二俣。左手に炭焼小屋跡の石積がある。お茶を飲んで一服。

 

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明瞭な作業道を進んで左俣のさらに左俣を横切るがこちらもナメが源流部までよく発達している。
こちらは先ほど遡行した左俣より、地形図で見るとさらに短いようだ。
尾根をまた越すとトラバースの作業道はもう切れているので谷に向かって下っていく。
尾根沿いに下るのが正規のルートかもしれない。入渓点のほうにむかって降りていくとどんぴしゃ。
林道に下りると私たちの車が見えた。

帰りは鎧岳の屏風岩や済浄坊渓谷に行ったり寄り道する。
大和八木駅で降ろしてもらうのに畝傍のほうに行くと藤原宮旧跡があってまた寄り道すると小学生など子供たちが凧揚げをしていた。あんなに凧揚げを何人の子供たちがしている風景をみるのは初めてですごい長閑な風景だった。

夏には多分来れない沢。もしかしたら1月がベストシーズン?滝とか登るとき水触るとやっぱりかなり冷たくて痛くなるけど、あのナメ滝帯は一見の価値ありかもしれない。

ひかわがわ左俣
※大イチョウがあったのは日神不動院