西穂高岳・焼岳山行報告

記 小瀧 暁虎 撮影 大住 宏明



1.コースタイム


7月4日:8時起床、10:20ロープウェイ駅発→11:10西穂高口駅着→12:05西穂山荘着     13:15発→13:50 独標着 14:05発→14:50 西穂高岳山頂着 15:10発 →西穂山荘着 7月5日:4時起床、6:10発→8:30焼岳山荘着 9:15発→10:15 焼岳山頂着     11:30発→12:15焼岳山荘着 12:35発→13:45 林道着     大住さん:13:50発→14:55新穂高温泉着(車をとりに、お疲れさま)     残り4名:ゆっくりと中尾温泉へ 時間不詳(途中ビール休憩有り?)
2.山行報告

7月3日、京都駅に大住、唐橋、富永、石原、小瀧の5名が集合した。  午後9時半、唐橋さんのカルディナで出発。しかし、車に異常音が発生。なんと、15万円もした唐橋さんご自慢の静かな大人のインチアップは失敗に終わったらしい。急遽、大住さんのカロゴンに変更。唐橋さんの目頭に光るものを見たの気のせいだったか?カロゴンにはエアコンがなく、初夏の熱風を体全体に感じテンションは急上昇?そのためか、新穂高温泉までなかなか寝付けず午前4時半頃、新穂高温泉に到着。8時頃までテントでお休みなさい。

翌朝、天気は上々。しかし、山頂付近は厚い雲に覆われていた。ロープウェイで西穂高口へ。1時間弱で西穂山荘に到着。テントを張るり、小休止後、西穂山頂目指して出発。出発後、すぐに雨が降り出す。出発2時間後、山頂に到着。ガスの中だったので、展望は何もなくみぞれ混じりの中で記念写真を撮り、すぐに出発。山頂に居たのはわずか20分足らずであったか。 夜は雨のテントの中で小宴会。色々な岩峰会の方々の逸話を聞かせてもらった。中でも衝撃的だったのは川奈部さんのお○ら病武勇伝!。あの4年前、ネパールはポカラで、一緒にベグナス湖へサイクリングに出かけ、後ろにいた僕の鼻が曲がっていたのは、野良牛くん達のものではなかったのかもしれない……。  10時頃に就寝。石原君はなんて寝つきが良いのだろう。先週の六甲山での、(知る人ぞ知る)辻さんと添い寝した濃密な夜もすぐ熟睡したというのも納得!そして、 3日目の朝、最後まで起きなかったのは彼だった。

 

翌朝はガスの中、6時過ぎに焼岳目指して出発!道がぬかっていて歩きづらい。それにしても、富永さんはよく転ぶなあ。なんとか、焼岳山荘には午前8時過ぎに到着。そこからは、天気が一気に回復し、晴れ渡った空に焼岳が眩しいほどに輝いていた。山荘に荷物をデポし、空身で山頂まで約1時間のピクニック!振り返ると、穂高連峰が雲の中から時折顔を見せた。昨日、あそこまでいったのに、何も見えなくて残念。   山頂では、噴火の蒸気がいたる所から吹き出ていた。火口湖はエメラルドグリーンに輝きとても奇麗。唐橋さんが、「火口湖で泳ごう!」と言ったので半信半疑で湖へ下る。 突如、唐橋さんが「泳ぐぞお」と叫び、服を脱ぎ出した。続いて石原君も! 僕は冗談と思ってついてきたので、唖然とした。そして、この人だけは違うと信じていた大住さんまでもが…なんと脱ぎ出し湖へザブーン。 湖から爽やかそうに出て、パンツを絞りながら唐橋さんはこう言った。 「ここで泳いだ人は何人位いるかな?多分200人くらいかな?」  僕はそんなには決していないだろうと思ったが、仮にいるとしても絶対に2/3以上は関西人であると確信していたが…・・何も言えなかった。 色々なことがあった西穂・焼岳山行も無事に下山。新穂高温泉で、温泉につかりきれいさっぱりして夕方帰路につく。

 初めて丸2日間関西語圏で生活したためか、帰路の車内でなんと思わず関西弁を遣ってしまった。「しまった!!僕としたことが・・」と思い反省する自分と、それとは裏腹に岩峰会の皆さんに少し近づいたような気がして、ちょっぴりうれしくも思った自分がいた。 おしまい