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前回からのつづき
vol.4 「カンボジア、クライミングジムの日々」

ラオスはバンビエンに一週間滞在したので、次はターケーク(クラビで出会ったFがターケークでクライミングしているから合流すると言ってた)に向かおうか、でもビザが切れるしどうしようか(ラオスの観光ビザは15日)考えている時にクラビから連絡をとっていたAさんが、カンボジアのクライミングウォールのセット、メンテナンスをしに行くとの連絡が。

よし、カンボジア行こう!と未だお会いしていなかったAさんに会いに行く事を決めました。
ターケークでFと再会もしたかったけど、カンボジアのクライミングウォールも見て見たかったし、ビザも切れるし、という事でバスに乗ること39時間。

3カ国目、世界遺産 アンコールワットで知られる街、カンボジアはシェムリアップに到着。

カンボジアの予備知識もネパール以外のガイドブックも持って行ってなかった私はなんとなく
ラオスの街の延長を想像していました。いや、びっくりしました。

めっちゃ栄えてる!街でか!信号とかあるし!(ラオスにもあると思いますが私の行った街にはなかったので)
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海外のツーリスト向けの街になっていて
私のイメージのカンボジアとは遠くかけ離れた、何から何まで揃う楽しい街でした。
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1日目はバス移動の疲れを取るために寝まくりで、2日目から行動開始!Aさんと合流。
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Aさんの友人の、カンボジア人の体育教師のSさんと3人で毎日を過ごす事に。
Sさんがクライミングウォールの管理や、
子供達のまとめ役をされてるそうです。
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昼はクライミングウォール、夜は飲んで食べて飲んで。笑

カンボジアの子供達は学校が終わるとこのウォールのある場所に集まってきて柔道したりクライミングしたり楽しんでいてこっちまで楽しくなってきます。
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私はAさんのお手伝いをさせてもらってホールドの取り付けから雑用、時にはクライミングさせてもらったり子供達のビレイ要員になったり。
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学校がお休みの土曜日には子供達を連れて外岩へ。シソポンという所でクライミング。
長いルートでも10mぐらいのスケールは小さめの石灰岩の岩場。
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年上の子達が中心になってビレイをしたり変わったりして自主的に楽しんでいる様子。
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この場所は私にとって強烈な思い出がある場所で、直系1cmぐらいのおおきな蟻がいて、手や足に噛み付いてきます!めちゃくちゃ痛くて血が出てくる!
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子供達がその蟻の巣(木の枝に葉っぱと葉っぱをくっ付けて作ったようなソフトボールぐらいの大きさの巣)
を手で開けて何万匹のありが群がる中、白い幼虫を探して食べている!
子供達にめちゃくちゃ美味しいからと勧められ、恐る恐る食べてみる事に。

パクッ、プチッ、ジワー。

無味!!!笑
え、美味しいの?これ?笑まずくもないけど、味ない笑。初めての生の虫。
さらにもう一匹。やっぱり無味。笑

子供達はうれしそうに食べているので普段の食生活の違いとかで感じる味覚とか変わってくるんかなーと感動。

そしてカンボジア最後の日、クライミングウォールの横でみんなでご飯を食べお酒の飲める年令の子達とたらふくビールを飲み、歌い、踊り、最高に楽しい夜。
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おつまみで買ってきてくれたカレーやベーコンが、全部犬肉だったり、
日本語を勉強している子は涙そうそうという歌がすきで一緒に歌ったり、
みんな知っているビヨンセの歌とかタイタニックの主題とかみんな大声で歌う。笑

周りは住宅だらけで日本なら苦情物だろうけどここはカンボジア。
体育教師のSさんも加わり大合唱。笑
あーほんまに楽しかった。もっと居たかったけど、Aさんもチェンマイに向かう事や、まだ本来の目的であるネパールに行ってない事もあり、また来年くるから、とここでも約束をして、その日の深夜、夜行バスでネパールに向かうため、タイのバンコクに向かいました。
バスの中でなだそうそうを聞きながらまた泣いて。笑

まだもう少しつづく

<文 Kusamon、ジム・外岩の写真 Sさんのfacebookより>
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