lao_title
前回からのつづき

vol.3「私の愛した国、ラオス」

バスでバンコクに戻り、次はチェンマイでクライミングやーとか思ってチェンマイ行きバスチケットを購入!!Aさんにチェンマイでのクライミングショップや知り合いの方を紹介して頂き、またバスで14時間。チェンマイはタイの北の方。

res_IMG_0663
バスの中で日本人大学生の2人と出会いました。
話を聞くとチェンマイからラオスに行き象使いの免許証を取るとの事。

こ、これはつい一週間前、バンコクのゲストハウスにいた時に話に聞いたラオス政府公認の象使いの免許証!

ほしい、絶対免許証欲しい!!

私「あの〜…ラオスまでご一緒してもいいですかね?」

乗っかります!どこまでも!
でもラオスでもクライミングできるらしいし、ラオスで免許証とってクライミングもしたらええか!
て事でこんな私を快く受け入れてくれた大学生に感謝しながら、チェンマイでのクライミングはあきらめ、いざラオスへ!

res_IMG_0635
チェンマイからラオスまでの間は
毎日観光を楽しんでました。
res_DSC_0458
国境の街メイサイへ行き、ミャンマー行って首なが族の村を見たり、タイ、ラオス、ミャンマーの3カ国の国境、かつての大麻栽培地、ゴールデントライアングルを見たり、飽きるぐらいお寺回ったり、トゥクトゥクにぼったくられたり。
res_DSC_0473
res_IMG_0694

そんなこんなで
2月19日18:00国境しまるギリギリでラオス入り
さっそくトゥクトゥク交渉。
足元見るとラオスのご当地ビール、ビヤラオの空き瓶だらけ。
私達「飲んでんの?笑」
運転手「この時間ならみんな飲んでるわ!大丈夫大丈夫ー♪」
私「セ、セーフティーで頼むよ」
運転手「もちろんや、何年ドライバーしてるとおもてるねん、ハッハッハー笑」

いや怖いわ笑

res_IMG_0666
舗装なんてないガッタガタの道を進み、フェイサーイという国境近くの街に到着。
res_DSC_0755
ラオスは意外に物価が高い。宿は3人でシェアして一泊110B。(ラオスで27000キープ日本円で300円ちょい)宿はやすいけど食べ物はタイの方が安かったなー。
翌日、象使いの免許証を取るためにルアンパバーンに向かうバスチケットをかいに。ぼったくりトゥクトゥクにはちょっと乗る気がひけた3人はダメ元でヒッチハイク。成功。
無事バスチケットもゲットしフェイサーイ散策。おぼうさんの学校があったのでブラブラしてると木工所が。
木工所のおじさんと目が合うとニコニコ笑かけてくれました。
近寄ってみるとかっこいいポーズしたりして写真とらせてくれる、笑
res_DSC_0559
なんかかわいい笑
なぜか奥からお酒持ってきて
3人のおっちゃん達とラオスご当地ウイスキー、ラオラーオでかんぱーい♪
res_DSC_0565
40度って書いてたな、そこに居た全員英語喋れへんけど雰囲気が楽しかった。笑

そしておじちゃん達は其の後も仕事。笑

ラオス人、いい人達やなとか言いながら
明日はルアンパバーンへの移動なので早めに就寝。

翌日16:00発の
このバス、いつのバス?てぐらい古い出入り口の閉まらないバスに乗り込み、いざ出発。
道はラオスに入ってから格段に悪くなっていて、山道を走るこのルートも舗装なんてないただのデコボコ道をガッタンガッタン揺れながら走ります。
高度が上がってるのか、寒い風が出入り口から入ってきて窓を閉めても意味なし。あわてて長袖長ズボンに着替えても寒くて寝られない。
ただ窓から見える星空は忘れられないぐらいキレイでバス旅、捨てたもんじゃないななんて考えは甘かった、。。、

res_DSC_0523

このバスで15時間。死ぬかと思いました。いやほんまに。
途中、バスとダンプカーの接触事故なんかもあったけどそんな事日常茶飯事なんですかね、一瞬止まってガラス調べたりしてなんの処理もなく出発。
結構な衝撃やったけどなー。ラフやわ。

やっとの思いでルアンパバーンにつき、翌日、象使いの免許証講習へ。
1日で無事免許もとってさくっと観光して、大学生達とはお別れ。一週間ぐらい一緒に行動すると別れがさみしくてさみしくて( ; ; )
京都の学生だったので帰国したら焼肉食べ放題にいく約束をしました。(帰国後、再会済み)

ここからはまた一人旅!
ミニバンで6時間、向かう先はヴァンヴィエン。
花崗岩の岩山が立ちはだかって今までの風景とはかわって変な形の山がふえてきたなーと思っているうちに到着!
舗装なし道ボロボロバス15時間を経験している私にとって舗装あり道ミニバン6時間?余裕ー!!
res_IMG_0712
クラビで知り合った(実際にはまだ会えてなかった)Aさんの紹介でヴァンヴィエンのクライミングスクールを訪ねる事に。そこからまた一週間毎日通いました。

res_IMG_0717
青空満点、ビーチでノリノリバケーションクラビよりはスケールは小さくても、
res_IMG_0720
ここラオスはクライミングしているすぐ後ろを牛の大群が通り抜けて行ったり、なぜか馬の大群も来たり、ロープの横に野良犬がまったり寝ていたり。
res_DSC_0751
この自然豊かな小さな街は、時間の流れが緩やかで、人も緩やかで、何かに追われている人なんか1人もいないような気がしきました。いるんやろうけど笑
res_21EEAA15-8AA5-4DC7-8CAA-5501ADE091E4
クラクションもならない。渋滞もない。

res_IMG_0824

そんな中で毎日をクライミングスクールの人達と過ごせた事に感謝。
クライミング終わりおもむろにココナッツの実を車に積んで、スクールに帰ってココナッツジュース飲んだり、サトウキビ食べたり、夜は一緒に映画見たり。
res_IMG_0797
res_IMG_0802
あー最高。住みたい。笑
res_IMG_0756

最終日は午前中クライミングして、13時発のバスに。ピックアップがクライミングスクールだったのでシャワー借りてさっぱりしてお別れをして、バスに。

res_DF748A7E-EBE5-4FEF-B56F-8F2BAF4366CA
また来年来るし、その時は登れなかったルート登れる様になっとくわ!とか約束してバンビエンを後にしました。

やっぱり別れはさみしくて、
乗る直前にお腹へってるやろ!って
言いながらくれたバナナ一房をバスの中で泣きながら食べる女。笑
きもい。笑
res_IMG_0757
まだまだつづくぜ

<写真と文 kusamon>
kusamon_profile