日時:2016年11月18日夜発~20日
場所:北アルプス 立山室堂周辺域
メンバー:会員7名

18日(金)
仕事を終わらして京都駅へ。人が多い。
冬用ザックが肩にくる。階段がしんどい。躊躇なくエスカレーターに乗って八条口へ。
途中滋賀県に住んでいる会員とも高速で合流して、北陸道立山ICを目指す。
すごい雨…。屋根のあるところでとりあえず仮眠をとる。

19日(土)
5時半起床。
けっこう降る雨。上にいけば雪なんじゃ??と淡い期待を抱きつつアルペンルートの立山駅へ。2年前のあのおそろしい行列は一切ない。誰も並んでいないし、切符もすぐ買えた。
駅の階段ででかいザックに団体装備を振り分けているのは、奇しくも同じ京都市内の大学山岳部だった。

DSCN9877 ケーブルカーを乗り継いで美女平に着くと雪のかけらもない。バスに乗り換えて、称名滝が見えるカーブに着くと雨でハンノキ滝も見えた。
時折、風でパチパチと雨があたって音が鳴る。明らかに雨の音。ガラス越しには除雪されたとおぼしき雪が垣間見えるが、阿弥陀ヶ原はこんな湿地帯だったのかと関心するほど、雪がない。

DSCN9886 室堂に着くとさすがに寒く少し安心する。
みくりが池も半分凍っている。夏道が少しでている。風がけっこう強いが雪ではない。

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こんな悪天候に誘われて雷鳥のつがいがハイマツ帯を歩いている。
雷鳥荘に着いて雷鳥沢を見渡すとテントは1張のみ…。
小屋のとなりにテントをたてる。

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防風ブロックを積み上げる。雨は弱まることもなく、強まっている。とりあえずテントの中にはいって一息つける。もうテントの外に出たいと誰も思っていないが、これではなにをしにきたかわからないので、なんとなく雨が弱まっている気配を感じて重い重い腰を上げる。
テントの外に出ると、やっぱり止んでいない雨。雨。

DSCN9926 近くの斜面で一通りの雪上訓練をして、雨、雪でぐっちゃぐちゃになり帰幕する。
雨でせっかく積んだブロックが解けて崩れかけているのでまた切り出して直す。
ブロックを切り出したところにすごい雨が溜まっていたので、溝を掘って水を流した。
みんなヤケクソ気味にひたすら掘った。

DSCN9928 夕飯はSさんが用意してくれたすきやき。生卵もあってとても良い。お肉などもちゃんとパッキングされていて、とてもセンスがある。

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DSCN9951 夜になるとすこしずつ雨は止んでいった。濡れた物はなんとか身につけているものは乾いた程度。ほぼ濡れている。

20日(日)
朝起きると晴れていて展望がよい。しかし出発までにはすっかりガスに隠れてしまった。

DSCN9956 もとの道を引き返して室堂へ。みくりが池は完全にとけていた。

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後発組と会って、後発組は雷鳥沢へ。私たちは雄山へ向かう。
ガス、ガス、雨、風でなかなかの天候。一の越からの登りで濡れたカッパがバリバリに凍る。山頂に着くと社殿がかなり出ており雪の少なさに驚く。

 

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寒くてしょうがないのでさっさと降りて室堂へ。

 

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もちろん臨時便もなく、最終のバスで帰ることに。立山駅につくとすっかり日も暮れて、これまた強い雨が降っていた。

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