日時:2017年4月8日(土)
場所:比良山系打見山周辺域 大谷川水系 αルンゼ、中の谷右俣
メンバー:く、し、か、こ、か

湖西線志賀駅に集合。京都市内は雨。桜が見ごろだが雨が降っている。山科駅から長い長等山トンネルを抜けて大津京駅に着くとすごい霧。国鉄時代の車両がまだまだ走る湖西線。今日は113系。帰りは117系。いつまでこの国鉄車両に乗れるのか。
駅前の駐車場から湖西道路を越えて林道に駐車。3台ギリギリくらい。

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かなり前から崩落している箇所にはまだ雪。雨が降り始め、林道を歩いてでかい40mの堰堤の上に出ると右俣、正面に左俣。左にαルンゼ。左俣のF1がαルンゼの出合から見える。山抜けしたようだった。
αルンゼはすごい水量。

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ただの沢。2パーティに分けて最初の2段F1を行く。二段目はザイルを出して水流もろかぶり。冷たい。寒い。カムが2箇所効く。片方のパーティは右側から濡れずに行く。F1が終わるとほぼ沢は雪に埋まっている。

 

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けっこう暖かかったので、もうけっこう雪も解けているかと思ったが全く解けていなかった。(びわ湖バレースキー場のHPでだいたい予想はついていたけど。)キックステップで高度を上げてゆく。

 

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ザイルをだす滝も雪で埋まっていてザイルを出さなくてもよかった。滝は完全に埋まっているわけでもなく、水流のところは顔をだしていたり雪の切れ端のところにボルトが顔をだしていたりした。傾斜も少しきつくなってきたが、沢靴でなんとかいけるのでクロトノハゲまで行くことに。

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クロトノハゲにつくと生暖かい空気が流れてきて気持ち悪い。稜線にでて木戸峠への分岐に着き、トラバース気味に木戸峠へ行く。けっこう荒れている。

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なんとか木戸峠で1本。右俣と左俣との間の尾根を下降する。尾根がけっこう派生していて難しい。雪解け後のぬるぬるの斜面でラバーソールの沢靴でも何回か滑った。シャクナゲの藪を漕ぐがスピードが出ない。間違った尾根を下降しているかもしれず、トラバースして違う尾根に移ろうとするが、その尾根にはさまれた沢が雪が詰まって下降できそうなので、そのまま下降した。

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滝もあったが簡単に巻いたりして尾根を降りるよりか数倍早く下降し右俣の出合に到着。

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右俣は水量が多くさすがに雪はなく沢筋をじゃぶじゃぶと下降しαルンゼの出合に到着。藪漕ぎとかでけっこう汚れている。装備を洗うのがかなり手間だ。林道の駐車地まで難なく戻り、比良とぴあの温泉に入って帰った。水が冷たく寒かった。いったい今回の山行は沢登りだったのか雪山ハイクだったのか、なんだったのだろうか。