日時:2017年12月2,3日
メンバー:KN、KK

12月の最初の土日で八ヶ岳にシーズン初アイスに行ってきました。

美濃戸までの道はまだ凍結しておらず、車で美濃戸山荘まで入って仮眠をしてから出発。
赤岳鉱泉まで歩き始めるも、全く雪がなく不安を煽る。

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赤岳鉱泉に着いてみるとまだ未完成ながらもアイスキャンディーが出来ていて一安心。

裏同心ルンゼはバッチリ凍っており、雪に埋もれる前のベストシーズンに登ることができそう。
強そうな人達がノーロープでどんどん登っていくのを横目に、久々のアイスクライミングでアックス、アイゼンがなかなか決まらず恐る恐る登る。

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F5を超えたところでルンゼから右上し、大同心基部へトラバースする。

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登っている途中どうやら落石がヘルメットに直撃したようで、頭から首にかけて強い衝撃を感じた。
落石は雪壁を音もなく落ちてくるため気を抜けない。

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途中にあった大同心正面壁雲稜ルートはハングしていて、クライミングシューズならともかく、アイゼン手袋で登れる気がしない。。。

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小同心の取り付きには2パーティーほど溜まっていて、上部で渋滞しているようなので大休止。
この日はとても天気がよく、北アルプスの稜線までくっきり見えた。

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小同心クラックはガバホールドが豊富で難しくはないものの、いまいちホールドに信用がおけずそろそろと登る。
2ピッチ目の正規の終了点を超えて、通常ルートとは異なるルートで横岳山頂へ。2P目のチムニーのような箇所が核心だったのか。
稜線に上がると富士山が綺麗だった。

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この日は一日中快晴で、夕日に染まる八ヶ岳を見ながら下山。疲れたが充実した一日となった。

翌日は南沢大滝に行き、別パーティーと合流。
氷は未発達のようだったが、なんとか上まで登れた。

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トップロープで何本か登らせてもらい、昼過ぎに下山。
雪訓を除けばシーズン初冬山だが、なかなか充実した山行になった。